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日研メディカルケア業界用語辞典

看護に関することをいろいろと調べたくても、使われている言葉の意味がよくわからなくて十分な理解ができていないのではないでしょうか?看護に関する言葉の意味をわかりやすく解説し、難しい専門用語が解決できる業界用語辞典のページです。

3-3-9度方式

意識障害の評価方法。ジャパンコーマスケール(JCS(Japan Coma Scale))ともいう。詳細はジャパンコーマスケールを参照。

Aライン

動脈からとるラインのこと。「A」は動脈をあらわす英語、Arterialに由来する。
静脈からのラインはVラインという。

BSC(Balanced ScoreCard)

バランススコアカード。
病院の現状を様々な視点から評価し、よりよい医療を提供するためのプラン策定に利用するためのツール。
詳細はバランススコアカードを参照。
バランストスコアカードともいう。

DEC

褥創、床ずれのこと。ドイツ語のDecubitusより。
デクビ(でくび)ともいう。

DM(Diabetes Mellitus)

Do Not Resuscitateは、「心肺蘇生を行わないでください」という意味で、(余命が限られているので)「緊急時に心肺蘇生をするな」との意思表示のこと。
DNR指示(蘇生処置拒否指示)ともいわれる。
DNRは「治療拒否」を意味するものではなく、心肺停止後の「無理・無駄な蘇生だけを拒否する」という意味である。
医療機関で前もってこれらの要望を記載する用紙を、「DNR シート」と呼ぶ。
DNRは尊厳死や安楽死の問題と並び、患者のQOL(Quality Of Life)向上や緩和ケア治療と大きな関係をもつ。

DNR(Do Not Resuscitate)

Do Not Resuscitateは、「心肺蘇生を行わないでください」という意味で、(余命が限られているので)「緊急時に心肺蘇生をするな」との意思表示のこと。
DNR指示(蘇生処置拒否指示)ともいわれる。
DNRは「治療拒否」を意味するものではなく、心肺停止後の「無理・無駄な蘇生だけを拒否する」という意味である。
医療機関で前もってこれらの要望を記載する用紙を、「DNR シート」と呼ぶ。
DNRは尊厳死や安楽死の問題と並び、患者のQOL(Quality Of Life)向上や緩和ケア治療と大きな関係をもつ。

DOA(Dead on Arrival)

来院時死亡(到着時死亡)の意味。カルテ入力の際に使われる。
同様のカルテ用語にはDx、HCV(Hepatitis C Virus)などがある。

Dx

診断を意味する医療業界の略語。診療録・薬歴・看護記録などを記す際に使用される。英語のDiagnosisに由来。
Dxのなかでも、臨床診断(Clinical Diagnosis)は「Clinical Dx」、最終診断(Final Diagnosis)は「Final Dx」などと記す。
また、カルテ等に使われる同様の略語には他に、Fx(骨折)、Rx(Rp.、処方)、R/O、n/pなどがある。

ENT

退院のこと。ドイツ語のEntlassenより。
エント(えんと)と読む。

FH(Family History)

家族歴。カルテに記す際に使われる略語である。
同様の略語には他に、PH(Past History)、C.C.(Chief Complaint)、PI(Present Illness)などがある。

f/u

follow-up。
追跡調査の意味。
カルテ記入の際に使われる略語である。
カルテ用語には他に、s/oやu/a、Dxなどがある。

Fx

骨折を意味する医療業界の略語。診療録・薬歴・看護記録などを記す際に使用される。英語のFractureに由来。
カルテ等に使われる同様の略語には他に、Sx(症状)、Rx(Rp.、処方)、s/oなどがある。

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HI(Head Injury)

頭部外傷を表す医療業界の用語。
略語を使った業界用語には他に、DECやENT、Aラインなどがある。

IM

Intramuscular Infusion。
筋肉注射のこと。

IV

Intravenous Infusion。
静脈注射のこと。

NAD(Nothing Abnormal Detected)

検査異常なしを意味する略語。カルテに記入する際に使われる。
同様の言葉にはp/o、R/O、u/aなどがある。

n.d.E

食後、を意味する略語。処方箋などへの記入の際に使われる。
ドイツ語のnach dem Essenに由来し、ndEと記されることもある。
「3×ndE」と記した場合は、「3回の食事の後」ということで「毎食後」を意味する。
カルテ、処方箋に使われる略語には他に、p/o、sc、doなどがある。

ndE

カルテや処方箋で「食後」を意味する言葉。ドイツ語のnach dem Essenに由来。n.d.Eと記されることもある。
毎食後の場合は「3×ndE」と記される。
ちなみに食前の場合を意味する略語はv.d.Eである。
カルテに使われる言葉には他に、n/p、s/oなどがある。

OC(Onset and Course)

現病歴のこと。診療録(カルテ)に現病歴を記すときに使われる略語である。
PI(Present Illness)ともいう。

PH(Past History)

既往歴を意味するカルテ用語。
既往歴とは、過去に患者がかかった病気のことで、現病の把握や、治療の際の方針に大きく影響する。

PI(Present Illness)

処方を意味する医療業界の略語。Rp.とも記す。英語のRecipeに由来しているとされる。
カルテ等に使用される略語には他に、Dx(診断)、p/o、doなどがある。

Pus

膿。パスと読む。ラテン語に由来。
膿が出ている状態をカルテに記入する際、「Pus流出」などと使われる。
膿のことはアイテルともいう。

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QOL(Quality Of Life)

生活の質、といわれる。
治療中〜治療後を通じ、「患者が充実感・満足感を持って社会生活を送ることができているか」を計る基準として用いられる考え方。
患者の生活をその人らしい良いものにすることで、患者の人間性や主体性を大切にしようとすることを「QOLを維持する」、「QOLを向上させる」などと言う。

ROM(Rupture Of the Membranes)

破水のこと。産婦人科で、カルテ記入などの際に使われる略語である。
臨床の現場で使われる略語には他に、ラプチャー、ライン、n/p、s.cなどがある。

Rx

処方を意味する医療業界の略語。Rp.とも記す。英語のRecipeに由来しているとされる。
カルテ等に使用される略語には他に、Dx(診断)、p/o、doなどがある。

s.c

皮下注射を意味する略語で、カルテに記入する際に使われる。
Subcutaneous (Injection)の略であり、scと記されることもある。
【使い方の例】ノボラピッド 20単位 s.c

カルテに使われる言葉としては、他にn.p.やdoなどがある。

sc

s.cとも書く。カルテ等に使われる医療業界の略語で、皮下注射を意味する。
【使い方の例】ノボラピッド 20単位 s.c

カルテに使われる言葉には他に、n/p、s/oなどがある。

sol

溶液を意味する医療現場の略語。溶液を意味する英語、Solutionに由来する。
医療現場で使われる略語には他に、s/oやIV、doなどがある。

Sx

症状を意味する医療業界の略語。英語Symptomsに由来するとされる。
カルテ等に使用される略語には他に、Fx(骨折)、n/p、Rp.などがある。

TB(Tuberculosis)

結核のこと。結核を意味する英語、Tuberculosisより。テーベー(てーべー)とも言われる。

TD

処方された薬を服薬する日数のこと。処方箋に入力する際に使われる略語である。
TDはドイツ語tage Dosenの略。
「G■TD」が「■日分投与」を意味する略語なので、「G3TD」の場合は「3日分の薬を処方」という意味になる。
処方箋に使われる略語には他に、s/o、Rp.、z.d.E.(zwischen dem Essen)などがある。

u/a

検尿のこと。検尿を意味する英語Urinalysisに由来する。
カルテに記載する場合に利用される、医療業界の略語である。
同様の略語にはs/oやz.d.E.などがある。

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vdE

処方箋やカルテで「食前」を意味する記号。ドイツ語のvor dem Essenに由来し、vdEとも書かれることもある。
毎食前の場合は「3×vdE」と記される。
医療業界で使われる略語には他に、s.c、s/o、Dxなどがある。

v.d.E

食前、を意味する略語。
カルテや処方箋に記す際に使われる。
ドイツ語のvor dem Essenに由来し、vdEとも書かれる。ちなみに食後はn.d.Eである。
同様の言葉(略語)には他に、Rp.、vds、Rxなどがある。

v.d.S.

処方箋、カルテの記入で使われる略語で、「就寝前」を意味する。
ドイツ語のvor dem Schlafenに由来し、vdsと記されることもある。
カルテ等に使われる略語には他に、s.c、s/o、doなどがある。

vds

就寝前、を意味する略語。
処方箋などへの記入の際に使われる。
ドイツ語のvor dem Schlafenに由来し、v.d.S.と記すこともある。
処方箋やカルテに使われる略語には他に、Rp.、n.d.E、p/oなどがある。

Vライン

静脈からとるラインのこと。「V」は静脈をあらわす英語、Venousに由来する。
動脈からのラインはAラインという。

WNL(Within Nomal Limits)

正常範囲のこと。カルテや健康診断の結果票に書かれる略語。
血液検査など数値化されたものだけでなく、心電図や超音波検査などの判定の際にも用いられる。
WNL(Within Nomal Limits)と似た言葉には、「特になし」「異常なし」を意味するn.p.がある。

z.d.E.

食間を意味する略語。
処方箋に入力する際に使われる。
ドイツ語、zwichen dem Essenの略である。
類似の言葉には、食前を意味するv.d.E.(vor dem Essen)、食後を意味するn.d.E.(nach dem Essen)などがある。

アイテル

膿を表す医療現場の用語で、カルテ記入の際などに利用される。膿を意味するドイツ語Eiterに由来。
膿汁流出は「アイテル様」と表記され、「アイテル様分泌物あり」のように使われる。
ちなみに、膿はPusとも記される。

アイテル様

あいてるよう。
膿が出ている様子(膿汁流出)。アイテルとは膿のこと。
カルテに記入する際、「創部よりアイテル様あり」「アイテル様分泌物あり」のように使われる。
ちなみに、膿はPusとも記される。

アインラーフ

注腸造影検査を意味する医療業界の用語。
硫酸バリウムを服用したうえで撮影を行い、大腸疾患の有無を確認する検査方法のこと。造影検査のひとつ。
詳細は注腸造影検査を参照。

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アウゲ

眼科のこと。Augeより。
科目を意味する医療用語には他に、プシコやデルマ、ウロなどがある。

アウス

人工妊娠中絶のこと。
「掻爬(そうは)」を意味するAuskratzung(ドイツ語)より。

亜急性期

あきゅうせいき。
医療現場での時間経過を表す言葉のひとつ。
急性期の段階を過ぎて病状が安定し、リハビリや退院支援を行う段階にある状態のこと。回復期とほぼ同義で使われる場合が多い。
同様の言葉には、急性期、回復期、陳旧性、慢性期、終末期などがある。

アストマ

喘息発作のこと。ドイツ語Asthmaに由来。
カルテに記入する際に記されたり、申し送りの際「既往歴にアストマあり」「アストマの薬を服用中」などと使われたりする。
同様の看護用語には、パンペリやディメンツ、アレストなどがある。

アストラップ

動脈血ガス分析(血液ガス分析、血ガス分析)のこと。
動脈血の成分(水素イオン濃度、酸素分圧、二酸化炭素分圧、酸素飽和度)を分析することにより、肺が正常に機能しているかどうかを調べる目的で実施される。血液ガス分析のために動脈血を採取することを「アストラップをとる」などと言う。 アストラップという名称は、この検査方法を確立したコペンハーゲン大学の臨床検査教授、ポール・アストラップ博士の名前に由来する。アストラップ博士は、当時デンマークで流行していたポリオ患者の呼吸状態を診るために血液ガス分析を開発した。

アッペ

虫垂炎(盲腸)のこと。虫垂炎を意味する英語Appendicitisに由来する。
薬で散らして治療を行うことを「アッペを散らす」などと言う。
症状を意味する略語には、アイテル様やアネミ、アテレクなどがある。

アテレク

肺炎や気道の閉塞などにより、肺に空気が入らない状態のこと。看護師などが臨床の現場で使う略語。
無気肺(むきはい)を意味する英語、Atelectasisに由来する。
患者の症状を意味する略語には、他に、タキル、アレスト、ステるなどがある。

アナムネ

既往歴のこと。ドイツ語のAnamneseより。
入院にあたって、患者の入院歴や病歴を聞くことを「アナムネをとる」「アナムネーゼ聴取」という。

アナムネーゼ

既往歴のこと。ドイツ語のAnamneseより。アナムネ(あなむね)ともいう。
入院にあたって、患者の入院歴や病歴を聞くことを「アナムネをとる」「アナムネーゼ聴取」という。

アニソコ

瞳孔不同を意味する略語。瞳孔不同を意味する英語、Anisocoriaに由来し、アニソコリー、アニソコリアとも呼ばれる。
詳細は瞳孔不同を参照。

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アネミ

貧血のこと。貧血を表す英語、Anemicから。
看護師が使う業界用語としては、他にアナムネ(あなむね)やゼプ(ぜぷ)などがある。

アネミー

貧血。ドイツ語のAnamieに由来。アネミともいう。
臨床現場で使われる業界用語である。
同様の用語には他に、アッペやエデマなどがある。

アプネア

Apnea。
無呼吸のこと。医療現場で使われる略語。
スリープアプネアは睡眠時無呼吸(症候群)のことである。

アポ

脳卒中のこと。Apoplexyより。
疾病等に関する他の業界用語には、ラプ(らぷ)やネク(ねく)、ワゴるなどがある。

アルトログラフィー

関節造影法、関節造影検査。 関節内に造影剤や空気を入れ、レントゲン撮影やCT撮影を行う検査のこと。膝関節、肩関節の観察に行いられる。 詳細は関節造影法を参照。

アレスト

心停止を意味する業界用語。停止を意味するArrestより。
症状や疾病などを表す業界用語には他に、ベジるやステるなどがある。

アンビ

救急車を意味する医療業界の略語。Ambulance(アンビュランス)を略したものである。
医療現場で使われる業界用語としては、他にラウンドやステる、終末期などがある。

アンプタ

(四肢の)切断、切除術を意味する医療業界の用語。切断を意味する英語、Amputationに由来する。
医療現場で使われる、処置に関する用語としては、他に、ホウコウ、カットダウンやプンク、ドレーピングなどがある。

イブニングケア

快適な就寝のために夕方から就寝前にかけて行う介護行動。ベッドを整える、排泄や洗面を済ませる、寝間着に着替える、必要に応じて入浴・足浴を行う、などがある。

イレウス

腸閉塞。Ileus。
食べ物などが腸に詰まって通過障害が起きている状態。腹部が張るなどの症状のほかに、腹痛、吐き気などが挙げられる。

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ウロ

泌尿器科のこと。英語のUrologyより。
診療科目を意味する医療現場の業界用語には、他に、ニューロやデルマ、アウゲなどがある。

エッセン

食事のこと。Essenより。
医療業界で使用される用語には他に、ベジるやステる、ゼグレートなどがある。

エデマ

水腫、水症、浮腫み(むくみ)のこと。Edemaに由来。
臨床現場で使われる業界用語である。

エネマ

浣腸を意味する医療業界の用語。浣腸を表す英語、Enemaに由来する。
医療現場で用いられる用語には、他にステる(すてる)、ゼプ(ぜぷ)などがある。

エピ

【1】痙攀発作、てんかんを意味する略語。Epilepsyに由来。
脳細胞の過剰な活動により、筋硬直などの発作(てんかん発作)を繰り返す疾患。

【2】硬膜外麻酔。Epidural Anesthesia。
硬膜外麻酔で挿入するチューブをエピドラチューブなどという。

エント

退院のこと。ドイツ語のEntlassenより。
症状や疾病などを表す業界用語には他に、ベジるやワゴる、アレストなどがある。

エントラッセン

退院を意味する業界用語。ドイツ語のEntlassenに由来する。
エントとも言われ、「○○さん(患者)がエントする」などと使われる。
患者の状態などを表す業界用語には他に、ステるやタキル、ベジるなどがある。

オストミー

人工肛門、人工膀胱のこと。
人工肛門、人工膀胱を設置した人はオストメイトという。

オト

耳鼻科のこと。Oto-rhinolaryngologyより。
科目を表す医療業界の用語には他に、ウロ、ギネ、プシコなどがある。

オルト

整形外科のこと。Orthopedicsより。
科目を意味する医療業界の用語は他に、ギネ、アウゲ、リハなどがある。

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オンコール

On Call。
病院などの医療施設で採用されている勤務体系のひとつで、急患時の対応役として待機すること。当直が病院内に拘束されるのに対し、オンコールの場合は自宅などの病院外にいて良い。ただ、いつでも出勤要請に応えられるよう、連絡の取れる状態でいる必要がある。

オーベン

研修医を指導する医師、上級医師のこと。Obenより。
一方、研修医を意味する用語はネーベンである。

カイザー

帝王切開。ドイツ語のKaiserschnittより。Keiserは「帝王(皇帝)」、schnittは「切開」の意味である。

回復期

患者の容態が危機状態(急性期)から脱し、身体機能の回復を図る時期のこと。合併症などを予防しつつ、リハビリを行っていく。
症状の経過時期・必要とされる処置内容に応じて、回復期のほか急性期、慢性期、終末期などに分けられる。

家族歴

FH(Family History)。
親族や同居者の病気・健康状態のこと。遺伝性疾患や感染症等で家族歴が重要となるだけではなく、患者の背景を知り、適切な治療方針を立てる上で参考になる。

カタプレキシー

Cataplexy。
情動脱力発作とも呼ばれる。
喜怒哀楽、恐れや羞恥といった過度の感情の高ぶりによって、全身の筋力が抜けてしまう発作。ナルコレプシーに伴って併発するケースが多い。明確な原因は不明。
発作中、意識はしっかり保たれており、しばらくすると元に戻って、自然に力が入るようになる。

カットダウン

切開して血管を露出させ、カテーテルを挿入する方法。
経皮的穿刺が困難な場合や、ラインを確実に確保したい場合に行う。

カンファレンス

打ち合わせや会議のこと。英語のConferenceに由来する。
医療業界で使用される、仕事や処置に関する用語には他に、アナムネやクリニカルパス、ムンテラなどがある。

カーデックス

看護現場(主に病棟)で使われる記録類のひとつ。
患者に関する情報や治療内容、実際に行われた処置、看護計画などを、患者ごとに1枚の紙にまとめ、病棟の患者全員分の用紙を専用ファイルにはさんだもの。申し送りと並ぶ、看護師間の情報伝達手段とされる。
カーデックスは、本来、ファイルの1つの商品名でしかなかったが、看護の現場でこのような特有の使い方をしたのが定着し、現在では記録方法の1つとして浸透したといわれている。
カーデックスは、取り外しのできるカード(用紙)からできており、カードの端が一枚ごとに少しずつずれて見出しのようになっているので、そこに患者名などが書きこまれ、個々の患者のカードを開いて見る際に便利になっている。
ただ、カーデックスは紙のカードに手書きで記入するため、転記ミス、誤情報、記載漏れの恐れがあり、電子カルテなどによる情報共有に切り替えていくべきとの意見もある。

既往歴

きおうれき。
病歴、これまでにかかった病気のこと。
胎生期、幼児期、小児期、思春期、青年期、成人期といった時期ごとの、疾患名・治療法や健康状態をまとめたもの。大きな病気だけでなく、薬の副作用やアレルギー、交通事故、出産経験なども含む。
既往歴は、現在の病気の診断や治療法の選択に重要な手掛かりとなる。

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気切

きせつ。
気管切開を意味する略語。
関連語には気切患者、気切チューブ、気切部などがある。

急性期

症状が急激に現れる時期。病気になり始めの時期、と言うこともできる。
症状の経過時期・必要とされる処置内容に応じて急性期のほか回復期、慢性期、終末期などに分けられる。

ギネ

産婦人科のこと。Gynecology(ギネコロジー)より。
産婦人科に関する他の業界用語にはカイザー、アウスなどがある。

クリニカル

「医療に関わる」、「臨床の」といった意味。
クリニカルケア、クリニカルパス、クリニカルラダーなどの言葉で使われる。

クリニカルインディゲーター

治療や検査にあたってどのような処置を行うのか、その実施内容や順序を入力したスケジュール表のこと。
医療サービスの提供には多職種間の連携が不可欠であり、質を維持しながら効率的なサービスを行うには、治療や看護の標準化・最適化が欠かせない。クリニカルパスは、看護記録を一元化することでチーム医療の実現、医療の質の向上を図ろうとするものである

クリニカルパス

治療や検査にあたってどのような処置を行うのか、その実施内容や順序を入力したスケジュール表のこと。
医療サービスの提供には多職種間の連携が不可欠であり、質を維持しながら効率的なサービスを行うには、治療や看護の標準化・最適化が欠かせない。クリニカルパスは、看護記録を一元化することでチーム医療の実現、医療の質の向上を図ろうとするものである。

クリニカルラダー

看護師としての専門知識や技術を段階的に身につけられるよう計画された、キャリア開発プランのこと。
看護実践能力開発プログラムなどとも呼ばれ、病院ごとに設けられる。
ラダーとは梯子(はしご)のことである。

クリニカルラダーでは、例えば、看護師として求められる技術やスキルを年次によって5段階に分けたうえで、各ステップで到達すべき具体的目標が設定される(新人であれば「指導を受けながら、基礎看護技術が安全・確実に実践できる」、2年目であれば「日常の看護を根拠に基づいて判断でき、安全安楽に実践できる」、など)。
クリニカルラダーを設定することで、看護師の実践能力を高めたり、ナースとしての将来像を明確化させたりするほか、人事評価の判断にも役立っている。

グラスゴーコーマスケール

GCS(Glasgow Coma Scale)。
国際的に広く利用されている意識障害の評価方法。「開眼」、「言葉の応答」、「運動機能」の3つの要素について患者がどの段階にあるのかを診断し、それぞれの項目の合計点によって意識レベルを測定する。正常は15点満点で、点数が小さいほど重症である。
1974年に英国のグラスゴー大学によって発表されたため、このような名前が付けられた。

■E 開眼(Eye Opening)
・4点 自発的に開眼
・3点 音声により開眼
・2点 痛みや刺激により開眼
・1点 開眼せず

■V 言葉の応答(Best Verbal Response)
・5点 見当識あり(現在の年月や時刻、自分がどこにいるかなど基本的な状況を把握している)
・4点 会話混乱(会話は成立するが見当識が混乱)
・3点 言語混乱(発語はみられるが会話は成立しない)
・2点 理解不明の声を出す
・1点 発語せず

■M 運動機能(Best Motor Response)
・6点 命令に従う
・5点 痛みや刺激を感じる部分を認識して手足で払いのける
・4点 四肢屈曲反応、逃避(痛み刺激に対して四肢を引っ込める)
・3点 四肢屈曲反応、異常(痛み刺激に対して緩徐な屈曲運動)
・2点 四肢伸展反応(痛み刺激に対して緩徐な伸展運動)
・1点 まったく動かず

日本ではGCSよりも簡易なジャパンコーマスケールが広く利用されている。

傾眠

けいみん。
意識障害(意識混濁)の程度のひとつ。周囲からの刺激があれば覚醒するが、すぐに意識が混濁する状態。
場所と時間がわからなくなったり、直前の出来事の記憶がないことがある。
自発的に動くことが少なく、ベッドに寝たきりの生活になりやすい。食事は口に入れると自ら咀嚼し、嚥下することができる。
昏蒙とほぼ同義。傾眠の症状が進むと嗜眠、昏眠、昏睡となる。
意識障害の定義はあいまいなものが多いため、現在ではジャパンコーマスケール(3-3-9度方式)やグラスゴーコーマスケールといった評価方法が導入されている。

ケモ

化学療法を指す医療業界の用語。Chemotherapyに由来する。
詳細は化学療法を参照。
処置に関する業界用語には他に、Vライン、アナムネなどがある。

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原発性

げんぱつせい。
最初の、第一の、という意味。疾患が、他の病気の結果として引き起こるのではなく、その臓器自体の病変によって引き起こされる場合を原発性という。原発性がつく病名としては、原発性硬化性胆管炎や原発性免疫不全症候群などが挙げられる。
これに対し、他の臓器の疾患によって引き起こされる二次的な病気を「続発性」「二次性」と呼ぶ。

現病歴

現症。
今の病気(主訴)が、いつから、どのように始まり、どのような経過をとってきたのか、前医ではどのような治療を受けたのか、どのような症状が出たのか、といった情報をまとめたもの。
PI(Present Illness)、OC(Onset and Course)などと略す。
過去の病歴のことは既往歴という。

コアグラ

尿や胃液などに血液が混ざっている状態のこと。
凝固、凝結などを意味する英語、Coagulum、Coagulantに由来。
疾病の状態をあらわす同様の用語には、アイテル様、アテレク、パンペリなどがある。

コロナリー

【1】冠動脈のこと。冠動脈疾患の患者が集まる病棟(集中治療棟)をCCU(Coronary Care Unit)と呼ぶ。

【2】冠状動脈造影。血管造影検査のひとつ。冠状動脈入口に挿入したカテーテルから造影剤を注入し、X線撮影をすることで、冠状動脈の形態や病変を診断する。

昏睡

こんすい。
意識障害の程度のひとつで、最も重い状態。
視覚・聴覚の刺激にもまったく反応せず、目を覚ますことがない。頭部外傷やアルコール中毒、鎮静薬などの過剰摂取が原因である。高齢者に起こる昏睡の原因として多いのは、ナトリウム濃度の上昇による脱水や感染症などである。
意識障害の定義はあいまいなものが多いため、現在ではジャパンコーマスケール(3-3-9度方式)やグラスゴーコーマスケールといった評価方法が導入されている。

コンセンサス

Consensus。
意見の一致。合意。
治療の基本的な考え方といった意味でも使われることがあり、「コンセンサスを得る」などと使う。

コンタミ

汚染、混入を意味する略語。生物学や科学・医療実験等の分野で使われる。
汚染、汚濁を意味する英語、Contaminationに由来し、コンタミネーションと言われることもある。
意図しない不純物が混ざりこんで汚染されてしまった場合に「コンタミする」などと使う。

コンタミネーション

汚濁、混入を意味する、化学・医療分野等の現場で使われる業界用語。
英語のContaminationに由来し、略してコンタミと呼ばれることもある。
単なる混入というよりは、意図しない混入・汚濁といった意味合いが強く、マイナスのイメージが伴う言葉である。

昏眠

こんみん。
意識障害の程度のひとつ。昏睡と昏蒙の中間程度の意識混濁である。
精神活動がほとんど失われており、かなり強い刺激でなければ反応しない。言葉による接触は不可能。寝たまま動かず、失禁の場合が多い。
なお、意識障害の定義はあいまいなものが多いため、現在ではジャパンコーマスケール(3-3-9度方式)やグラスゴーコーマスケールといった評価方法が導入されている。

昏蒙

こんもう。
意識障害(意識混濁)の程度のひとつ。軽度の意識低下がみられる状態。
外部からの刺激に反応はするが、すぐにまた深い眠りに入ってしまう。傾眠とほぼ同義。より症状が進むと嗜眠、昏眠、昏睡となる。
意識障害の定義はあいまいなものが多いため、現在ではジャパンコーマスケール(3-3-9度方式)やグラスゴーコーマスケールといった評価方法が導入されている。

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コート

大便を意味する医療用語。ドイツ語のKotより。
医療現場で用いられる用語には、他にハルン、エント(えんと)などがある。

コードイエロー

「患者搬入依頼あり」「緊急事態発生・関係者集合」「患者や患者家族の横暴(モンスターペイシェント)あり」などを知らせる、医療従事者の業界用語。
病院によって指示内容が異なるようである。
救急コールの種類としては他に、コードブルーやコードレッド、コードグリーンなどがある。

コードグリーン

テロ対策などによって、潜在的に多数の死者が出そうな状況を指す、医療従事者の専門用語。
救急コールの種類としては他に、コードブルーやコードゴールド、コードレッドなどがある。

コードゴールド

脳死ドナー(臓器提供者)の発生を知らせる、医療従事者の専門用語。
救急コールの種類としては他に、コードブルーやコードレッド、コードグリーンなどがある。

コードブルー

患者の容態が急変した際の「緊急事態発生」「至急全員集合」を意味する言葉。救急救命室(ER(Emergency Room))関係者が用いる。
「コードブルーが入る」、「コードブルーする」などと使う。 救急コールの種類としては他に、コードゴールドやコードレッド、コードグリーン、コードイエローなどがある。

コードレッド

院内の火災発生を知らせる、医療従事者の専門用語。
救急コールの種類としては他に、コードブルーやコードゴールド、コードグリーン、コードイエローなどがある。

サチュレーション

酸素飽和度のこと。血液中に溶け込んでいる酸素の量であり、%で示される。健康であれば99%近くの値になるが、呼吸器官に異常があると、体内に取り入れる酸素が減ってしまうため、サチュレーションは低下する。

サチュレーションは、指先などにクリップのように挟むパルスオキシメーターで測定する。
パルスオキシメーターで計った酸素飽和度はSpO2と呼ばれ、採血などによって測定した酸素飽和度SaO2と区別される。

サマリ

診療記録の1つであり、病歴等の要約を記したもの。
要約を意味するSummaryに由来する。

転科・退院のタイミングで記入する退院サマリのほか、週間サマリや月間サマリなどがある。
サマリには診断名・転帰、入院時の症状・所見や治療内容、入院後の経過などを要約して記載する。

サマリの目的は主に以下2つである。
(1)転院先あるいは退院後の外来等での診療を円滑に進めるため
(2)看護や診療の記録として蓄積するため。

シゾ

統合失調症を意味する業界用語。Schizophrenia(英語)に由来する。
カルテに記入する際にはSzと書かれる。

シバリング

Shivering。
身震いする、という意味の英語。
熱の出始めなどで体が震えたり、寒い時に口ががたがた震えたりすること。
シバリングは、体温が下がった時に筋肉を動かすことで熱を発生させ、体温を保とうとする生理現象である。

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嗜眠

しみん。
意識障害(意識混濁)の程度のひとつ。昏眠ともいう。
放っておくと眠ってしまい、強い刺激を与えないと覚醒し反応しない状態。
嗜眠は以下のような原因で引き起こされる。

・睡眠時間が極端に短い場合
・薬剤(精神安定剤・睡眠剤・抗ヒスタミン剤)などを服用している場合
・睡眠障害(睡眠時無呼吸症候群・発作性睡眠)
・外傷、中毒、脳血管障害、脳炎、代謝障害、脳腫瘍などの疾患

なお、嗜眠より軽度な症状には、昏蒙や傾眠がある。また、症状が悪化すると、昏眠、昏睡となる。
意識障害の定義はあいまいなものが多いため、現在ではジャパンコーマスケール(3-3-9度方式)やグラスゴーコーマスケールといった評価方法が導入されている。

終末期

ターミナル期ともいう。
病気が治る可能性がなく、数週間〜半年程度で死を迎えるだろうと予想される時期。
終末期の患者に対する看護はターミナルケア、終末期医療と呼ばれる。ターミナルケアの目的は、延命ではなく、死を目前にした患者の身体的・精神的苦痛を和らげ、 QOL(Quality Of Life)を向上させることである。
ちなみに、症状の経過時期・必要とされる処置内容に応じて、終末期のほか急性期、回復期、慢性期などに分けられる。

心理的デブリーフィング

PD(Psychological Debriefing)。
トラウマとなる経験をした人々のストレスを緩和する目的で行われる対処方法のこと。詳細はデブリーフィングを参照。

ジギタール

直腸診(直腸指診)のこと。臨床現場で使われる業界用語である。
腹痛などを訴える患者に対して肛門に指を入れて触診し、消化器系の疾患(直腸がんや直腸ポリープなど)が無いかを診断する。
処置を表す業界用語には他に、アンプタやカットダウンなどがある。

ジャパンコーマスケール

JCS(Japan Coma Scale)。
3-3-9度方式ともいう。
日本で最も普及している意識障害の評価方法。刺激を加えたときに、どの程度反応したり覚醒したりするかを調べる方法である。
刺激による開眼状態で大きくI、II、IIIの3段階に分類し、さらにそれぞれを3段階に細分化して合計9段階で評価する。点数が大きいほど重い意識障害と判断する。
■I 刺激しないでも覚醒している状態
・1点:だいたい意識声明だが、今ひとつはっきりしない
・2点:見当識障害(自分がなぜここにいるのか、ここはどこなのか、といった状況が理解されていない状態)がある
・3点:自分の名前、生年月日が言えない
■II 刺激すると覚醒するが刺激をやめると眠り込む状態
・10点:普通の呼びかけで容易に開眼する
・20点:大きな声または体をゆさぶることにより開眼する ・30点:痛み刺激を加えつつ呼びかけを繰り返すと、かろうじて開眼する

■III 刺激をしても覚醒しない状態
・100点:痛み刺激に対し、払いのけるような動作をする
・200点:痛み刺激で少し手足を動かしたり、顔をしかめる
・300点:痛み刺激に反応しない
ジャパンコーマスケールの他にも、意識障害の評価にはグラスゴーコーマスケールがある。

術野

手術を行っている、目で見える部分のこと。
例えば、手術の際、手元を視認できるように筋肉や臓器等をカギ状の医療器具で押さえることを、「術野を広げる」という。

ステる

死亡する。Sterbenより。ステルベンともいう。
症状や疾病などを表す業界用語には他に、ベジるやアテレク、アレスト、ワゴるなどがある。

ステルベン

死亡すること。Sterbenより。
ステるともいう。

ステーブル

【1】状態が安定していること。
【2】骨折時、骨を固定するために体内に装着する医療器具。

ストマ

ストーマともいう。
便や尿を排泄するため、手術によって腹壁に設けられた排泄口のこと。
また、人口肛門、人口膀胱(ぼうこう)を表す医療現場の用語。
英語のStomaより。

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ストーマ

便や尿を排泄するため、手術によって腹壁に設けられた排泄口のこと。
また、人口肛門、人口膀胱(ぼうこう)を表す医療現場の用語。
英語のStomaより。

スリープアプネア

Sleep Apnea。
睡眠時無呼吸症候群のこと。
アプネアは無呼吸を意味する業界用語である。

セデーション

Sedation。鎮静。
薬を使って意識を意図的に落とすことで、苦痛を感じなくさせる治療を指す。ここでいう苦痛とは、身体的苦痛だけでなく、心理的苦痛も含めたものである。
セデーションは以下の2つに分類される。
(1)一時的セデーション(Temporary Sedation)
睡眠を確保させる、手術時の不安や恐怖感を鎮静薬などを用いて落ち着かせる、などの場合に採用される。QOL(Quality Of Life)が低い状態から一時的に退避させ、セデーション後のQOL(Quality Of Life)改善を見込んで行う。
(2)最終的セデーション(Permanent Sedation)
死に至るまで持続的に意識レベルを下げること。死に伴う痛みを避ける措置として採られる。QOL(Quality Of Life)の低下を阻止する手段が他にない場合にとられる最終的な処置である。
セデーションはあくまでも苦痛を取り除くために行う医療行為であり、死を目的とした安楽死とは一線を画するものである。ただ、最終的セデーションは安楽死と変わらない、という議論もあり、倫理的に難しい問題である。
終末期におけるセデーションの採用は、患者と家族、医療従事者の間で十分な話し合いを持ったうえで、患者と家族のコンセンサスを取っておく必要がある。

ゼク

解剖、剖検、病理解剖のこと。解剖を意味するドイツ語Sektionに由来。
医療現場で使われる業界用語である。
処置を表す同様の用語にはカットダウン、ラパコレ、パンペリなどがある。

ゼグレート

痰(たん)のこと。
疾病等に関する他の業界用語には、ラプ(らぷ)やネク(ねく)などがある。

ゼプ

敗血症のこと。英語で敗血症を意味するSepsisより。
敗血症性ショックを起こすことを「ゼプる」、「ゼプった」などと言う。
患者の症状を意味する医療現場の用語には他に、アテレクやタキル、ワゴるなどがある。

掻爬(そうは)

体表面や体腔内の組織を掻き出す(かきだす)こと。
特に産婦人科では、治療や診断のために子宮内膜をかきとる処置や、人工妊娠中絶のために子宮内の胎児を体外に出す手術のことを指す。

続発性

ぞくはつせい。
ある疾患に関連して発生する病気や症状のこと。二次性ともいう。対義語は原発性である。
続発性がつく病名としては、続発性項血圧や続発性免疫不全症候群などが挙げられる。

タキる

呼吸や脈が早くなることを意味する業界用語。
症状や疾病などを表す業界用語には他に、ベジるやテーベー、ゼグレートなどがある。

ターミナル期

終末期とも言う。
詳しくは終末期を参照。

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陳旧性

ちんきゅうせい。
急性期や亜急性期などと同様、医療現場において時間の経過の程度を表すことば。慢性期ともいう。おおむね、発症から1ヶ月以後を指す。

テネスムス

しぶり腹のこと。
医療現場で使われる用語である。
腹痛があって、頻繁に便意をもよおすのに、ほとんど便が出なかったり、排便があってもわずかしかない症状のこと。
詳細はしぶり腹を参照。

テーベー

結核のこと。結核をあらわすTuberculosisより。「TB(Tuberculosis)」と略されることもある。

ディメンツ

痴呆症のこと。
後天的な脳の器質的障害により、いったん正常に発達した知能が低下した状態。
痴呆を意味する英語dementiaに由来。
デメンツ、デメンティアとも言われる。

デクビ

褥創、床ずれのこと。ドイツ語のDecubitusより。
症状や疾病などを表す業界用語には他に、ベジるやステる、ゼグレートなどがある。

デコる

心不全の状態に陥ること。医療現場で使われる業界用語である。
同様の言葉には、ベジるやタキる、コアグラなどが挙げられる。

デブリーフィング

【1】災害や精神的ショックを経験した人々に対して行われる、急性期(体験後2,3日〜数週間)の支援方法のこと。心理的デブリーフィング(PD)とも言われる。
デブリーフィングは元来、軍隊用語で「状況報告、事実確認」を意味し、前線から帰還した兵に任務や戦況を質問し、報告させることを指していた。
しかし、大規模災害や悲惨な死傷事故を目の当たりにした人々にとっては、自身が体験した状況を正しく認識することが、ストレスによって引き起こされている自身の異常反応(不安感、抑うつ感など)が正常な反応なのだと認識することにつながり、ひいては回復へとつながってゆく。これを目指して行われるのがデブリーフィング(心理的デブリーフィング)である。
デブリーフィングでは、トラウマとなるような出来事を体験した人がグループで2〜3時間話し合い、互いを理解しあう雰囲気のなかで心に溜まったストレスを処理することを目指す。
【2】振り返り、見直し、反省会などを意味する言葉。

デプる

うつ状態のこと。医療業界で使われる略語である。
うつ病のことをdepression、デプレッションというため、このように使われる。
症状を表す同様の略語にはステる、タキる、ベジるなどがある。

デメンツ

痴呆症のこと。痴呆を意味する英語Dementiaより。
医療現場で使われる専門用語である。
一般にはディメンツと呼ばれることが多い。

デメンティア

痴呆症。痴呆を意味する英語Dementiaに由来。
医療従事者が使う業界用語である。
ディメンツ、デメンツともいう。

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デルマ

皮膚科のこと。Dermatologyより。

ドレーピング

手術の際、清潔な術野を確保するために滅菌済みのドレープで不潔域を覆うこと。ドレーピングによって清潔域と不潔域を明確化することができる。
医療現場で使われる、処置に関する略語には他に、アンプタやカットダウン、ホウコウなどがある。

ナルコ

過眠症、居眠り病。
ナルコレプシー(Narcolepsy)を略したもの。

ナルコレプシー

Narcolepsy。
睡眠障害のひとつ。代表的な過眠症で、居眠り病と呼ばれることもある。
日中、時間や場所を選ばず、耐えがたい睡魔に襲われて眠り込んでしまう病気。
昼間の耐え難い眠気(睡眠発作)に加えて、情動脱力発作(カタプレキシー)を伴う場合もある。

二次性

ある疾患に関連して発生する病気や症状のこと。続発性ともいう。対義語は原発性である。

ニューロ

神経内科のこと。Neurologyより。
科目を表す医療現場の用語は他に、ウロ、プシコ、リハなどがある。

ネク

壊死のこと。壊死をあらわすNecrosis(英語)より。
疾病等に関する他の業界用語には、アポやラプ、ネクなどがある。

ネーベン

研修医のこと。Nebenより。
ネーベンに対し、指導する立場の医師のことをオーベンという。

ノイエ

新人を意味する医療業界の用語。Neuerより。
研修医を意味する業界用語はネーベンである。

ハルン

尿を意味する医療用語。ドイツ語のHarnより。
医療現場で用いられる用語には、他にエント(えんと)、カイザーなどがある。

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ハートレート

心拍数。Heart Rate。HRと略す場合もある。
心拍計はハートレートモニターという。

バイタル

バイタルサイン(Vital Signs)の略称。
生命(Vital)の兆候(Sign)とも訳される、患者の生命に関する最も基本的な情報である。
具体的には、脈拍あるいは心拍数・呼吸(数)・血圧・体温の4つを指すことが多く、これらの数値情報から、患者の現在状況を把握・表現する。
ちなみに、救急医学の分野では上記4項目に意識レベルを追加した5項目を測定する。

バイタルサイン

Vital Signs。
医療現場ではバイタルとも略される。
患者の生命に関する最も基本的な情報である、心拍数・呼吸(数)・血圧・体温の4項目を指す。

バギング

Bagging。
人工呼吸の方法のひとつ。用手換気ともいう。
人工呼吸では、口と口を密着させて行う方法がよく知られているが、バギングとは、バックバルブマスクを利用して空気を送る方法である。
現在では「汗以外の体液はすべて感染源になり得る」という考え方(スタンダードプリコーション)により、口と口での人工呼吸はほとんど行われておらず、医療従事者はポケットマスク(フェイスマスク)やバックバルブマスクなどの器具を使った人工呼吸を行っている。

バランススコアカード

BSC(Balanced ScoreCard)。
バランストスコアカードともいう。
病院のミッション(理念、行動規範)やビジョン(長期計画)を達成するためのプランを、より具体的な業務スケジュールに落とし込むためのツール。
具体的には、「継続して病院が成長するための収入が確保できているか」「患者にとって満足いく病院であるか」「効率的な業務プロセスが取れているか」「職員のやる気やチームワークはどうか」「医療の質は保証されているか」といった視点から数値表(スコアカード)にスコアを入力し、目指すべきミッション・ビジョンを実現するためには「誰が」「何を」「いつまでに」「どのように」行動する必要があるかを明確にする。
BSCでは外部の人間がスコアをつけるのではなく、院内事情を熟知し、実際の業務が見えてい病院内部の職員が参加することに意味がある。また、BSCはミッション・ビジョンを病院の職員内で共有するためにも有効なツールであるとされる。

バリックス

静脈瘤のこと。主に下肢静脈瘤を指す。
静脈瘤を意味する英語、Varixに由来。

パンペリ

汎発性腹膜炎。
腹部全体に炎症が広まって緊急手術が必要となる状態のこと。腹膜炎のひとつ。
パンペリという呼び方は汎発性腹膜炎を意味するPanperitonitisに由来する。
「パンペリになる」などと使うほか、そのような状態にある患者を指す場合もある。
大腸や小腸といった消化管で穿孔(せんこう、穴があくなど損傷すること)が起きると、高い確率でパンペリとなる。
症状を表す略語にはほかに、ベジるやアテレク、アネミなどがある。

病識

びょうしき。
(患者本人が)病的な状態にあると認めること。通常は「病識がある」とは使わず、「病識がない」場合に使われる。「病識がない」とは、病的状態であるにもかかわらず、病的状態であると認めない状態である。
病識のない疾病としては、統合失調症が挙げられる。

ピギー

点滴、点滴バックのこと。また、ピギー内に充填する生理食塩水を指すこともある。

P(ピー)

精神科のこと。Psychiatryの頭文字より。
「プシコ」、「プシ」ということもある。

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ブロンコ

Bronchoscopy。
気管支ファイバースコープ、気管支内視鏡(気管支鏡)のこと。また、それによる検査のこと。
気管支ファイバースコープの英語名、Bronchofiberscopyの頭文字から、BFと略される場合もある。

プシ

精神科のこと。Psychiatryより。
「プシコ」、「P(ピー)」ということもある。
診療科目を意味する業界用語には他に、デルマ、リハ、ニューロなどがある。

プシコ

精神科のこと。Psychiatryより。
「プシ」、「P(ピー)」ということもある。
診療科目を意味する医療業界の用語には他に、ギネやウロ、デルマなどがある。

プライマリーケア

病気や怪我をしたとき最初に受ける医療のこと。初期診療とも言われる。
プライマリー(Primary)とは、「初期の」「最初の」といった意味である。
健康不安を感じた場合には、直接大病院で診察を受けるのではなく、まずは地域のかかりつけ医(プライマリーケア医)に相談し、適正な処置あるいは適切な専門医を紹介してもらうことが良いとされる。

プルス

脈拍を意味する医療業界の用語。脈拍を意味するドイツ語のPulsに由来する。
医療現場で使われる言葉は他に、アネミ、ラプ、ニューロなどがある。

プロトコル

プロトコール、臨床研究実施計画書ともいう。治験などにおいて、あらかじめ定められた試験/治療計画のこと。
詳細はプロトコールを参照。

プロトコール

プロトコル、臨床研究実施計画書ともいう。
あらかじめ定められている規定や、試験/治療計画のこと。
例えば、ガンであれば関連医学会によってステージ別に標準治療が定められており、その定められた標準治療法のことをプロトコールと呼ぶ。

プロトコール研究

現在の標準治療(プロトコール)よりもさらに有効な治療方法を模索する研究のこと。
治療成績の上昇や副作用の抑制などを目指して、例えば抗がん剤の使い方やその組み合わせを変えてみるなどして様々な比較試験を行う。

プンク

穿刺を意味する医療業界の用語。ドイツ語のPunktion、英語のPunctureに由来する。
診療、疾病に関する業界用語には他に、ライン、アポ、エネマなどがある。

ヘマトーマ

Hematoma。
血腫(血の固まり)を意味する臨床現場での略語。
分娩後、会陰や膣壁の裂傷の縫合が不完全な場合にできることが多い。

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ヘモカテ

ヘモラールから入れるカテーテル。
ヘモラールとは足の付け根の太い動脈のこと。

ヘモラール

大腿動脈を意味する業界用語。「ヘモラールからの採血」「ヘモラール穿刺」などと使う。
同様の用語にはマルク、アプネア、コート、アイテルなどがある。

ヘルツ

心臓を意味する業界用語。Herzに由来する。
医療現場で使われる用語には他に、ベジるやテーベー、ゼグレートなどがある。

ベジる

植物状態を意味する医療用語。
医療現場で用いられる用語には、他にステる(すてる)、ゼプ(ぜぷ)などがある。

ホウコウ

包帯交換を意味する略語。
医療現場で持ちいらられる略語には、他にアンプタ、プンク、デクビなどがある。

ポリペク

ポリペクトミー。ポリープ切除術を意味する医療業界の略語。Polypectomy(英)に由来。
胃や大腸、胆嚢などのポリープを内視鏡などを使って取り除く手術のこと。

ポリペクトミー

Polypectomy。
ポリープ切除術のこと。
医療現場ではポリペクと略して使われる。

マルク

骨髄もしくは骨髄穿刺のこと。骨髄を意味するドイツ語Knochenmarkに由来する。
詳細は骨髄、骨髄穿刺を参照。

慢性期

病状は比較的安定しているが、治癒が困難な状態が続いている時期。再発予防や身体機能の維持・改善を目指しながら、長期的な看護、治療を行っていく必要がある。
症状の経過時期・必要とされる処置内容に応じて、慢性期のほか急性期、回復期、終末期などに分けられる。

マンマ

乳がんのこと。Mammary Cancerより。
産婦人科に関する他の業界用語にはカイザー、アウスなどがある。

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マーゲン

胃を意味する医療用語。ドイツ語のMagenより。
医療現場で用いられる用語には、他にヘルツ、ムンテラなどがある。

マーゲンチューブ

管、胃チューブ、胃ゾンデなどともいい、医療現場ではMaチューブと記入する。
鼻から胃内に挿入するチューブで、材質にはシリコンが使われることが多い。
手術前に挿入し、手術後に胃液等の胃内容物を体外に排出して胃内減圧を図ることを目的としている。また、経管栄養のために使用される場合もある。成人の場合、チューブを体内に55cm〜65cmほど挿入する。
ちなみに、マーゲンとは胃を意味する医療業界の用語である。

ミルキング

ドレーンの中に溜った血液や排液を、手で揉んだり専用のローラー等を使ったりして、流してあげる作業のこと。ミルキングとは乳しぼりの意味。
ドレーンの中の液体(血液や、排液等)は、中に溜ったまま放置しておくと固まってしまったり、ドレーンが詰まってしまったりしてしまう。これを防ぐために行う処置がミルキングである。

ムンテラ

病状説明のこと。ドイツ語のMund「口」+Therapie「治療」を組み合わせたもの。
医療業界で使用される、仕事や処置に関する用語には他に、アナムネやアンビ、クリニカルパスなどがある。

ライン

血管から点滴や輸血のための道を確保すること。またその道のこと。
静脈血からのラインをVライン、動脈からのラインをAラインなどと呼ぶ。
ラインの確保方法には、血管に針を刺して行う経皮的穿刺と、血管を切開するカットダウン法がある。

ラウンド

患者を診てまわる、回診を意味する業界用語。
看護師が使う業界用語には他にアナムネやサマリ、ステるなどがある。

ラパ

腹腔鏡(ふくくうきょう)のこと。
腹腔鏡を指すLaparoskopie(ドイツ語)の頭の言葉をとってこのように略される。腹腔鏡を使った胆嚢摘出手術のことをラパ胆などと呼ぶ。

ラパコレ

腹腔鏡下胆嚢摘出術のこと。
腹腔鏡下胆嚢摘出術を意味する英語、Laparoscopic Cholecystectomyを略して「ラパコレ」という。LCやラパ胆などとも呼ぶ。

ラパ胆

腹腔鏡下胆嚢摘出術のこと。
ラパとは腹腔鏡を指すドイツ語Laparoskopieの頭の文字である。ラパコレともいう。

ラパロ

腹腔鏡、外科腹腔鏡を意味する業界用語。英語Laparoに由来する。
ラパロスコピーという場合もある。

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ラパロスコピー

腹腔鏡、腹腔鏡手術を指す業界用語。腹腔鏡下で行う診断・手術の総称である。
腹腔内と骨盤内の臓器を肉眼で判定することが可能。
不妊治療のひとつ。
へそのすぐ下から内視鏡を入れ、卵巣、卵管、周辺構造が正常かどうかを直接評価する。
閉塞した卵管、子宮内膜症、癒着、卵巣嚢腫、子宮外妊娠、または筋腫の治療にも採用される。

ラプ

血管が裂けて出血すること。破裂を表すRupture(ラプチャー)より。
「ラプる」、「ラプった」などと使う。

ラプチャー

破裂。Rupture。
血管が裂けて出血することを「ラプ(らぷ)る」という。

リハ

リハビリテーション科のこと。Rehabilitationより。
診療科目を意味する医療業界の用語には他に、ギネ、アウゲ、プシなどがある。

ルート

(点滴の)管のこと。薬剤を経管で注入する意味でも使う。
ラインと同義。
点滴などのために血管に針を刺すことを「ルートを取る」「ルートの確保」などと言う。

ワゴる

迷走神経反射を意味する医療業界の用語。
迷走神経反射を表すVagovagal reflex(Vagal Reflex)よりこのように言う。痛みや緊張のために副交換神経である迷走神経反射が起こり、顔面蒼白、気分不良、嘔吐、失神などが引き起こされる状態を指す。
疾病等に関する他の業界用語には、アポやタキル、ベジるなどがある。

ワ氏(わし)

梅毒(患者)のこと。梅毒の感染を検出するワッセルマン(Wassermann)反応より

ワッサー

蒸留水のこと。医療従事者が使う業界用語である。
同様の用語には、ルートやピギー、コンタミなどがある。

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